ニュージーランドで永住権を取る5つのメリット
ひとくちに海外移住と言っても、「目的や理由は何か」、「どのくらいの長さなのか」、「どのように生活するか」によって、必要なビザはさまざまです。
でもそれぞれのビザには、できること、できないことのコンディションがあります。
長い目で見た時や制約の少ない環境を考えた時、やはりほしいのは永住権なのでしょう。
ここでは、ニュージーランドの永住権を取得するメリットを5つご紹介します。
メリット1 永住権を取ると、好きなだけニュージーランドにいられる
日本のパスポート所持者は、ニュージーランドをはじめ多くの国にビザなしで入国し、3カ月は滞在できます。
ワーキングホリデービザのコンディションも他国と比べると優遇されています。
でも、ビジタービザを延長しても滞在できるのは1年につき9カ月まで。
9カ月滞在したら、その後1年は置かないと再入国できません。
でも、永住権があれば、ビザの期限やコンディションの心配もなく、ニュージーランドにいたいだけいられて、好きなだけ日本にも行ったり来たりができます。
永住権を取得しても一定期間滞在しないと無効になってしまう国もありますが、
ニュージーランドの場合は、長い間ニュージーランドに滞在しなくても、永住権は保持できます。
メリット2 永住権を取ると、就職しやすい
ニュージーランド政府は、高度な人材や人手不足を補ってくれる人材を移民に求めています。
しかし、移民が就職するためのワークビザ(AEWV)申請のためには、
雇用主は認可企業でなければなりませんし、
「ニュージーランド国民にふさわしい人材がいなかったから移民を雇う」という証明を出す必要があります。
でも、永住権があれば、雇用主が「雇いたい!」と思えば、すぐに雇用できますし、移民もどんな企業にも応募することができます。
メリット3 永住権を取ると、不動産が買える
2023年の11月に与党となったNational Partyによって提案された政策は、「約2億円の物件は海外の人による購入も可能にする」というものでしたが、
それは叶わず。
現在、一般的な不動産や家の購入は、永住権や市民権所持者に限られています。
永住権があれば、郊外の一軒家も投資用のアパートの1室、店舗物件も買えます。
メリット4 永住権を取ると、ビジネスを始めやすい
ニュージーランドには個人事業主がたくさんいます。個人ベースで起業するハードルが低いとも言えます。
永住権所持者は、市や関連団体等の定めるルールに従って登録等を行えば、例えばフードトラックでの開業や自宅でのネイルサロン開業なども可能です。
永住権がなくても起業自体は可能なビザもありますが、諸々の条件があります。
メリット5 永住権を取ると、ニュージーランドの市民権やオーストラリアの市民権も取得する権利が得られる
永住権を取得して、5年滞在すると市民権を取得できます*。
ニュージーランドの市民権所持者は、スペシャルカテゴリービザ(SCV)を取得すると、オーストラリアへの出入国も、就学や就職もできます。
さらにSCVでオーストラリアに4年間滞在するとオーストラリアの市民権も取得することができます**。
*英語でのインタビューまたは英語テストあり
**4年の滞在中に12カ月はオーストラリアを離れない、申請直前の90日はオーストラリアにいること、オーストラリアの理解度や英語力をはかるシチズンシップテストが主な申請条件
また、ニュージーランドの永住権所持者は、学費が現地の人と同様のドメスティック料金です。
これは、小学校~大学、専門学校だけに限りません。
コミュニティスクールの大人向けの語学や趣味クラス、キャリアアップクラスなどでも、安いレジデント料金が設定されていることもありますので、永住権を取れば、大人も学習を始めやすいですよ!