ニュージーランドの永住権を申請するには二通りあります。
4年制大学卒以上の学歴がある場合は、SMC(技能移民カテゴリー)で、そうでない場合は、ニュージーランドで需要の高い職業リスト『グリーリスト』のカテゴリーから、永住権を目指せます。
グリーンリストにはどんな職種があるのか
ニュージーランドのグリーンリストには、2種類あります。
Tier1とTier2です。Tier1は、Straight to Residence Visaにつながるカテゴリー、Tier2はWork to Residence Visaにつながるものです。
Tier1は全部で156種類ありますが、医療系、エンジニアや建設系の職種になります。
Chiropractor、Construction Project Manager
Dental Technician、Dentist
Electrical Engineer
Enrolled Nurse (Nursing Assistant)
General Practitioner、Hospital Pharmacist
Midwife、Occupational Therapist
Optometrist、Orthodontist、Physiotherapist
Quantity Surveyor
Registered Nurse (Aged Care)
Software Engineer
Surgeon (General)
Veterinarian
Tier2は全部で35種類。以下のような職種があります。
Automotive Electrician
Crane Operator
Dairy Cattle Farmer
Early Childhood (Pre-primary School) Teacher – registered
Electrician (general)
Motor Mechanic (General)
Plumber (General)
Straight to Residence Visaとは
グリーンリストのTier1の職種で、認可企業(accredited employer)のもとで就労しているまたはジョブオファーがある場合に、申請できるビザです。
該当職種においてニュージーランドの時給の中央値、フルタイム雇用、資格、学歴などの要件が求められます。
グリーンリストの要件では、ニュージーランドの資格が求められますが、海外で取得した資格を持っている場合は、International Qualification Assessment (IQA)による認定が必要です。
このビザ所持者はパートナーや24歳以下の扶養子女のビザをサポートできます。
Work to Residence Visaとは
グリーンリストのTier2の職種で、認可企業(accredited employer)のもとで2年間就労した場合に、申請できるビザです。該当職種においてニュージーランドの時給の中央値(または、特定の職種の基準値)、フルタイム雇用の要件が求められます。申請時にはワークビザを所持し、引き続き認可起業で就労しているかジョブオファーがある必要があります。
このビザ所持者はパートナーや24歳以下の扶養子女のビザをサポートできます。
介護職から申請できる永住権
介護職から申請できる永住権は、Care Workforce Work to Residence Visaと言います。
ケアワークフォースの職種は、高齢者施設での仕事だけではありません。
以下がCare Workforce Work to Residence Visaに該当する職種です。
Māori Health Assistant — Kaiawhina (Hauora)
Disabilities Services Officer
Residential Care Officer
Aged or Disabled Carer
Nursing Support Worker
Personal Care Assistant
Therapy Aide
Child or Youth Residential Care Assistant, or Diversional Therapist
ワーク・トゥ・レジデンスビザと要件はほぼ同じ。
ひとつ違うのは、給与の条件です。
上記の職種の場合、Level 4 support workers’ minimum wage(2022年7月から28.25ドル)以上となっています。
永住権申請の基本条件は同じ
レジデンスビザを申請するときには、共通の基本条件があります。
55歳未満であること、健康であること、犯罪歴のないこと、そして英語力の証明です。
英語力の証明には、2通りあります。
ひとつは、IELTSなどの英語のテストを受けることです。IELTSの場合は、オーバーオール6.5以上のスコアが必要です。
2つ目は、勉強して取得した学位です。ただし、審査の課程で英語テストの結果の提出を求められることもあります。
24/10/2023