銀行口座の開設とIRDナンバー取得について
今回は、ニュージーランドで働く前に必要な銀行口座の開設とIRDナンバーの取得の方法をお伝えします。
IRDナンバーとはニュージーランドの納税者番号のことです。
銀行口座の開設方法
ニュージーランドには、ANZ、ASB、 BNZ、 Kiwi Bank、Westpacといった主要銀行があります。
銀行口座開設はオンラインでできます。
開設時に必要な情報は以下です。
パスポート情報/メールアドレス/電話番号/雇用主の名前/職業
また、Tenancy Agreement(賃貸契約書:住所、大家さんの名前、メールアドレス、電話番号、賃貸契約開始日などを含む書類)が必要です。
オンラインでの口座開設が終了すると、自宅に銀行カードが郵送されてきます。
そのカードとパスポートを持って、近くの銀行支店に行くと、そのカードをアクティベートしてくれます。
オンラインでの手続きに不備がある場合は、近くの支店に必要な書類を持参するようにと、メールで案内が来ますのでそれに従ってください。
IRD番号の取得方法
銀行口座を開設できたら、IRD番号を取得します。
こちらもオンラインで申請可能です。
申請に必要なことは、
- パスポート情報
- ビザのApplication Number(ビザに記載あり)
- 銀行の使用証明として、ATMで出入金をした記録 です。
銀行によっては、銀行の支店にカードのアクティベートをしに行った際に、IRD番号申請のための銀行証明をその場で用意してくれますので、聞いてみてください。
IRD番号を取得したら、必ず雇用主と銀行に知らせてください。
雇用主は給料から所得税を引いて支払いますのでIRDナンバーが必要ですし、
銀行へ伝えていない場合、最高税率の税金が利息に対してかかってしまいます。
どこの銀行がよいのか
どの銀行がよいですか? と聞かれることもあります。
最大級はANZですが、一般的に使う分にはどの銀行も大きな差はないです。
手数料や支店・ATMが近所にあるかなどで決めても良いかもしれません。
(各銀行のウェブサイトをご参照ください)
Consumer NZという消費者の評価サイトによると、上記のどの銀行も60%の満足度があると言われています。
2022年の満足度の高い順は、BNZ、Kiwibank、ASB、 ANZ、Westpacだそうです。
(この順位は、カスタマーサービスが悪かったなどの個人の意見に左右されていますし、僅差です)
ちなみに、 ANZはAustralia and New Zealand Bank、ASBはAuckland Savings Bank、BNZはBank of New Zealandのことです。