ニュージーランドのワークビザ申請前に雇用主に確認するべきこと
「ジョブオファーをもらったからワークビザを申請したい!」とのご相談を多く承ります。
雇用主からパフォーマンスが認められ、良好な人間関係も築き、長期的に働いてほしいと「ジョブオファー」の話をもらえることは珍しいことではありません。
弊社では、ワークビザ申請のサポートを始める前に、大事なことをお客様に確認させていただいています。
ここでは、ジョブオファー➡ワークビザ申請への流れの前に注意していただきたいことをお伝えします。
ニュージーランドのワークビザ、Accredited Employer Work Visaとは
まず、ニュージーランドの主要なワークビザ・Accredited Employer Work Visa /認可雇用主就労ビザ(AEWV)の目的を知っておいてください。
AEWVは、
ニュージーランド人の中に適切な人材がいない上、
真の技能不足や労働力不足が存在する場合に、
スキルのある外国人労働者を雇用できるように、
2022年7月から開始されたビザシステムです。
AEWVは、雇用主主導のビザであり、認可された企業(雇用主)だけが外国人労働者を雇うことができます。
移民局の発表では、2024年2月2日現在、105,653件のAEWV申請が承認され、認可された雇用主は23,232件です。
雇用主は認可企業かどうか、ジョブチェックの承認済みか
外国人労働者にAEWVの申請をサポートする前に、雇用主が行わなければならないことが2つあります。
弊社では、ジョブオファーをもらったお客様に、「雇用主がこの2点を終了しているかどうかを確認することが大事だ」とお伝えしています。
1つ目は、雇用主が認可企業かどうか、です。
外国人労働者にワークビザ(AEWV)をサポートするには、認可企業である必要があります。
「認可企業かどうか」を雇用主に直接確認してもよいですし、以下のリンクから企業名を入力し、確認することができます。
Search for an accredited employer
2つ目は、雇用主がジョブチェックの承認を得ているか、です。
ジョブチェックとは、
「人手が欲しいポジションに、ふさわしいニュージーランド人がいないため、外国人労働者を雇う」ということを証明し、移民局の審査を経て、承認を得ることです。
具体的には、雇用主は、SEEKなどの求人サイトに広告を出します。
ニュージーランド人や永住者を含む多くの応募者を適切に審査し、それでも「あなた」を雇うべき客観的な証拠を移民局に示します。
それには、「あなた」に十分な経験や適切な資格があるかなども必要となってくるでしょう。
移民局に「適切なニュージーランド人や永住者はいなかった」証拠を提出し、承認されて初めて、外国人労働者を雇うことができます。
これがジョブチェックの承認です。
「雇用主はジョブチェックの承認をもらっているか」、
または
「これから費用と労力をかけて、移民局に申請し、承認までのジョブチェックのプロセスを踏んでくれるかどうか」
を雇用主に直接確認してください。
この「認可企業か」「ジョブチェック承認済か」がクリアしてから、ワークビザの申請に進むことができます。
外国人労働者を雇ったことのない企業、新しい企業、この制度を良く知らない企業の場合は、
雇用主さんに弊社から直接ご説明しますし、
そのプロセス(認可とジョブチェック)をサポートすることも可能です。
ジョブオファーをもらったら、雇用主さんに相談し、ご一緒に弊社にお問い合わせいただけばと思います。
ハンナコンサルタントでは「外国人労働者を雇うためのプロセス」と「ワークビザ申請」両方のサポートを承ります。